アジア人差別の代名詞・用語・ジェスチャーまとめ!なぜヨーロッパはアジア差別するの?

ミス・フィンランドがつり目のジェスチャーをするアジア差別が話題になっており、そのようなアジア差別がヨーロッパ起源だったりしているようです。

 

そんな、アジア人差別の代名詞・用語・ジェスチャーにはどういった物があるのでしょうか?

また起源とされるヨーロッパは、なぜアジア差別をしていたのでしょうか?

 

ということで今回は実は差別だと分かるため、間違って同じニュアンスの言葉を使わないためにも、アジア人差別の代名詞・用語・ジェスチャーにはどういった物があるか、なぜヨーロッパはアジア差別するのか紹介します。

アジア人差別の代名詞・用語・ジェスチャーまとめ!なぜヨーロッパはアジア差別するのか?

アジア人差別の代名詞・用語・ジェスチャーまとめ

アジア人差別の代名詞・用語

【Chink(チンク)】
主に中国人・東アジア人全体に対する蔑称。非常に攻撃的でヘイトスピーチとして使われる。
「chink」が「狭い割れ目」を意味したことから、中国人の細い目を表す

【Ching Chong/Ching Chang Chong(チン・チョング/チン・チャン・チョン)】
中国語や東アジア言語の話し方を嘲笑した擬音語。子供のからかいやジョークから広まった。

【Gook(グック)】
朝鮮戦争・ベトナム戦争時に米軍が使い始めたスラー。韓国人・ベトナム人・東アジア人全体に使われる。

【Jap(ジャップ)】
日本人を短縮した蔑称。特に第二次世界大戦期に敵対心を煽るために多用された。

【Slope(スロープ)】
東アジア人の目の形(slanted eyes)を「斜面」に例えた蔑称。戦争時に使われた。

【Zip/Zipperhead(ジップ/ジッパーヘッド)】
ベトナム戦争時、頭を撃たれたベトナム人の傷跡がジッパーのように見えるという残虐な由来。

【Dog Eater(ドッグ・イーター)】
一部のアジア諸国で犬を食べる文化があることを嘲笑・侮辱する表現。

【Coolie(クーリー)】
19世紀の中国人・インド人低賃金労働者を指す蔑称。植民地時代の遺産。

 

特に「チンク」はアジア差別用語として有名であり、「中国人」に転じて東洋人に向けられた蔑称であり、近年ではこの用語を使用した発言がSNSや動画配信で拡散され、大きな炎上や問題に発展するケースも増えています。

 

冗談や軽いノリのつもりで使われたとしても、明確な差別表現として受け取られ、深刻な人権侵害と見なされる点には注意が必要です。

 

海外ではヘイトスピーチとして法的・社会的制裁の対象になることもあり、発言者側の責任が強く問われます。

言葉の背景や歴史を理解せずに使うことで、無意識の差別に加担してしまう危険性があると言えるでしょう。

アジア人差別のジェスチャー

【つり目ポーズ】
アジア人(特に東アジア人)に対する最も典型的な差別的ジェスチャー。
両手の指で目尻を外側に引っ張り、目を細く見せる動作で、アジア人の目の形を直接嘲笑するものです。
このポーズは19世紀の中国人移民排斥運動や第二次世界大戦時のプロパガンダから広まり、スポーツ選手や芸能人が行って大炎上するケースが世界中で繰り返されています。
現代では明確な人種差別行為として強く非難されます。

【箸をまぶたに置くポーズ】
つり目ポーズの変形で、箸や似た細長い物をまぶたの上に横に置いて目を細く見せる動作。
アジア料理の道具を使って目の特徴をからかう意図が強く、レストランでの写真やSNS投稿で問題になることが多いです。
近年もテニス選手や一般人がこのポーズを取った写真が拡散され、アジア人コミュニティから強い批判を受けています。

【過度に強調したお辞儀ポーズ】
アジア人を「服従的」「卑屈」とステレオタイプ化し、腰を深く曲げて何度も頭を下げる動作を過剰に真似るジェスチャー。
バレエ『くるみ割り人形』の「中国の踊り」で伝統的に取り入れられていた動きが代表例で、近年は人種差別的として多くのバレエ団が修正しています。日常やパフォーマンスでこのような過剰なお辞儀を真似ると、侮辱と受け取られます。

【「ching chong」嘲笑を伴う手振りジェスチャー】
中国語や東アジア言語の音を「ching chong」と発音しながら、手を小刻みに振ったり頭を左右に傾けたりする動作。
言語そのものをからかう声の模倣に身体的な動きが加わることで、より攻撃的になります。
過去にラッパー、コメディアン、スポーツ選手などがこのような嘲笑を行い、謝罪に追い込まれる事例が複数あります。

 

これらのジェスチャーはすべて、アジア人を異質で劣った存在として描くステレオタイプに基づいているようです。

 

意図が「冗談」だったとしても被害者を深く傷つけ、ヘイト行為として扱われますので、知っておくことで差別を認識し絶対に真似せず、周囲で見かけたら注意してください。

なぜヨーロッパはアジア差別で用語・ジェスチャーするのか?

なぜヨーロッパではアジア差別が起きやすいのか

ヨーロッパでアジア差別が起きやすい背景には、単なる個人の偏見ではなく、社会全体に長年積み重なってきた歴史的・構造的な要因が強く影響しています。

 

植民地時代に形成された白人中心の価値観は、表向きには否定されていても、無意識の常識として人々の思考や態度の奥深くに残り続けています。

 

そのため、アジア人は同じ社会に暮らしていても「自分たちとは異なる存在」「文化的に距離のある他者」として見られやすい状況があります。

 

さらに、アジア人は抗議や衝突を避けるというイメージが広く共有されており、差別的な言動をしても深刻な問題になりにくい対象だと誤解されています。

 

行政やメディアも、アジア人差別を優先的に取り上げてこなかったため、問題意識が社会全体に広がりにくい状態が続いてきました。

 

その結果、侮辱的な言葉やジェスチャーであっても、冗談や軽いからかいとして処理されやすい土壌が作られてきたのです。

植民地支配の歴史が残した価値観

ヨーロッパ社会に今も残る人種的な上下意識は、植民地支配の歴史と深く結びついており、切り離して考えることはできません。

 

かつてヨーロッパ諸国は、軍事力や経済力を背景に他地域を支配し、自らを文明的で進歩した存在として正当化してきました。

その過程で、アジアやアフリカの人々は未開で遅れた存在として描かれ、差別的なイメージが教育や文化を通じて広まりました。

 

こうした価値観は制度上は否定されても、社会の無意識の中で完全に消えることはありませんでした。

 

現在でも「白人が基準」という感覚が、判断や態度の前提として残っています。

アジア人に対する軽視や固定観念は、こうした歴史的構造の延長線上で生まれ続けています。

差別を見えにくくする社会制度

ヨーロッパでは、すべての人を平等に扱うという理念が社会の根幹に据えられてきましたが、その理念自体が差別の実態を見えにくくしている側面があります。

 

特にフランスでは人種や宗教による区別を公の場で行わないという原則が強く意識され、社会全体の共通ルールとして長年定着してきました。

 

この考え方は理念としては理想的に見える一方で、人種別の統計や調査を制度的に行いにくくするという現実的な問題を生んでいます。

 

そのため、アジア人がどのような場面で、どの程度の頻度で差別を受けているのかを、客観的な数字として示すことが難しくなっています。

 

数字やデータが存在しない状況では、政治や行政の場で差別が「緊急性の高い問題」として認識されにくくなります。

 

結果として、被害者が経験した出来事は、社会全体の構造的な問題ではなく、個人的な体験談として処理されがちになります。

このように、制度そのものが意図せず差別を社会の中に埋没させ、問題が長期化する土壌を作ってきたと言えるでしょう。

「模範的」とされることが生む誤解

アジア人が勤勉で従順、社会にうまく適応しているという評価は、一見すると肯定的ですが、差別の存在を否定する材料として使われがちです。

 

このイメージが広く共有されることで、アジア人は不当な扱いを受けていないはずだ、という前提が無意識のうちに社会に浸透していきます。

 

実際には、侮辱的な言葉を投げかけられたり、軽視する態度にさらされたりする場面が日常的に存在しています。

それにもかかわらず、そうした経験は深刻な問題として受け止められにくく、見過ごされることが少なくありません。

 

被害を訴えた場合でも「仕事をしている」「社会的に成功しているのだから問題ではない」と受け取られることがあります。

こうした反応は、被害者が感じた不快感や違和感そのものを否定する形となり、心理的な負担をさらに強めます。

その結果、声を上げても意味がないと感じ、沈黙を選ぶ人が増えていきます。

 

肯定的に見える評価が、結果として差別を見えにくくし、固定化させる役割を果たしているのです。

冗談として処理される日常的な差別

ヨーロッパにおけるアジア人差別の多くは、強い敵意や暴力ではなく、日常会話の中の軽い言動として現れます。

 

差別的な言葉やジェスチャーが、場の空気を和ませる冗談やユーモアの一部として使われることも珍しくありません。

言う側は悪意がない、単なる冗談だと考えていても、受け取る側は出自や外見を一括りにされる経験をします。

それは、自分という個人ではなく、固定されたイメージとして扱われる感覚を伴います。

 

しかし抗議をすると、「冗談が通じない」「神経質すぎる」と評価されてしまうことがあります。

こうした反応が、被害者に対して声を上げにくくさせ、沈黙を選ばせる圧力として働いてきました。

 

結果として、差別は深刻な問題として扱われないまま、同じ形で繰り返されていきます。

日常化した差別は目立たない形で蓄積され、社会の中に静かに定着してしまいます。

アジア人差別の代名詞・用語・ジェスチャー!なぜヨーロッパはアジア差別するの?まとめ・感想

調べてみましたがアジア差別の代名詞・用語・ジェスチャー意外とあり、知らずに差別を受けている可能性がありそうです。

 

特に欧米では、冗談やジェスチャーのつもりでも、歴史的背景を持つ差別表現が今なお使われている場面があります。

 

ヨーロッパでアジア差別が根強い理由には、植民地時代の価値観や固定化されたステレオタイプの影響も大きいと考えられます。

 

言葉や仕草の意味を知らないまま受け流してしまうと、差別が可視化されにくくなる点も問題です。

正しい知識を知ることで、自分や周囲を守る意識を持つことが重要だと感じました。