インド人はナンを食べない理由なぜ!主食はチャパティや米以外も!

「ナン」といえばインド人の主食で食べられていると思われがちですが、実はインド人はナンを食べないそうです。

 

そんな、インド人がナンを食べない理由は?

またナンを食べ無いなら、インド人は主食で何を食べているのでしょうか?

 

ということで今回は、インド人が普段はナン食べない理由と、主食で何を食べているのか紹介します。

インド人はナンを食べない理由なぜ!主食はチャパティや米以外も!

インド人はナンを食べない理由

はナンは作る道具や材料が影響で、富裕層の食べ物として一般家庭では作れないので食べないようです。

 

ナンを作る器具として「タンドール」と呼ばれる専用の窯で焼き上げる必要があるのですが、「タンドール」は高価で場所も取るたので一般家庭ではもっていません。

 

さらにナンの原料である精製された小麦粉はインドの一般家庭にとって高価な品であるため、日常的に大量消費する主食としてはコストがかかりすぎてしまいます。

 

またナンの生地を適切に発酵させるためには、安定した温度管理と長時間の放置が必要になりますが、暑い地域の一般家庭で衛生を保ちながらこの工程を毎日行うのは非常に手間とリスクが伴います。

 

さらにナンの美味しさを保つために欠かせないバター(ギー)や牛乳といった乳製品も、現在のインドの物価水準では決して安いものではなく、主食にそれらを注ぎ込むことは生活設計上あり得ない選択となります。

 

つまり特殊な窯という設備の欠如に加えて、粉そのものの価格、発酵に必要な副原料のコスト、そして調理にかかる膨大な時間のすべてが、一般家庭では食べない主食となっています。

インド人はナンの代わりにどんな主食を食べる?

チャパティ

インド人は基本的に「チャパティ」と呼ばれる薄焼きのパンを主食として食べています。

「チャパティ」はフライパンで焼くだけで手軽に作ることができ 、小麦粉よりも安価な全粒粉を使用するので安価です。

 

また、チャパティは油やバターをほとんど使わずに調理できるため、味付けがシンプルで日常の食事に非常に取り入れやすいパンです。

 

材料も全粒粉と水、少量の塩だけで作れて特別な道具を必要とせず、水と粉を練って円形に伸ばすだけで完成するという手軽さは、忙しい朝や家族全員分の食事を一度に準備しなければならない家庭において非常に大きな利点です。

 

鉄板で焼いた後に直火でサッと炙ることで、生地が風船のようにふっくらと膨らみ、香ばしい風味とともにカレーやスパイス料理の味をより一層引き立ててくれます。

 

さらに全粒粉のアタには食物繊維やビタミンが豊富に含まれているため、健康を意識する現代のインド人にとっても毎日の食卓に欠かせない理想的な栄養源となっています。

 

このように入手しやすい低価格な材料とシンプルな調理法が組み合わさっているからこそ、チャパティは広大なインドの全土で世代を超えて愛され続ける究極の日常食としての地位を確立しているのです。

お米

稲作が盛んな南インドでは「お米」を主食として食べているインド人もいます。

北インドのパン食文化とは対照的に高温多湿な気候に恵まれた南インドの広大な地域では、古くから水田が広がっており、収穫されるお米が人々の生活を支える中心的な役割を果たしています。

 

ここでは白いご飯をそのまま食べるだけでなく、お米を粉にして蒸し上げた「イディリ」や、薄くパリッと焼き上げたクレープ状の「ドーサ」など、お米を原料とした多様な朝食メニューが楽しまれています。

 

南インドの定食である「ミールス」では、バナナの葉の上に山盛りのご飯と数種類のカレーが並べられ、お米を主役にしながら様々な副菜を混ぜ合わせて食べるという独特の食文化が根付いています。

 

さらに、南インド以外でもお米をスパイスや肉と一緒に炊き込んだ「ビリヤニ」という料理は、インド全土で特別な日のご馳走として愛されており、インドにおけるお米の存在感は非常に大きいものと言えます。

パラタ

「パラタ」という層状の薄焼きパンもインド人の主食とであり、特に朝食の定番として多くの家庭やレストランで親しまれています。

生地に油やギ一を塗り込みながら幾重にも折りたたんで焼き上げることで、パイのようなサクサクとした食感と芳醇な風味を楽しむことができるのがパラタの大きな魅力です。

 

シンプルなチャパティに比べてボリュームがあり腹持ちも良いため、一日のエネルギー源を確保したい午前中の食事として、ヨーグルトやピクルスを添えて提供されるのが一般的となっています。

 

生地の中にスパイスで味付けしたジャガイモや季節の野菜をたっぷりと包み込んだ「アールー・パラタ」などのバリエーションも豊富で、具材によって味わいが変わるため毎日食べても飽きることがありません。

 

特別な道具を使わずに家庭の鉄板で手軽に調理できる一方で、チャパティよりも少し贅沢で満足感の高い食事として、インド全土の幅広い層から長く愛され続けている伝統的な一品です。

プーリー

「プーリー」という小麦粉を平たく伸ばし、それを揚げた揚げパンのようなものも、北インド地域の主食として食されています。

油で揚げて一気に加熱することで、生地が風船のように丸く膨らみ、外側はサクッと香ばしく内側はしっとりとした独特の食感が生まれるのがこのパンの大きな特徴です。

 

一般的には「アールー・バジ」と呼ばれるスパイシーなジャガイモの煮込み料理と一緒に食べられることが多く、ボリューム満点で満足度が高いです。

 

特別な設備を必要とせず家庭の鍋で手軽に調理できる一方で、揚げたての熱々を楽しむという贅沢感があることから、お祝い事や来客をもてなす際の献立にも欠かせない存在となっています。

 

毎日の主食であるチャパティに比べて油を使うため少し贅沢な位置付けですが、インドの人々にとっては元気を出したい時や家族が集まる団欒の場に寄り添う、非常に身近で愛されている主食の一つです。

イドゥリ

「イドゥリ」という南インドで非常に人気のある発酵蒸しパンも、朝食や軽食として食べられています。

砕いたお米とウラド豆を混ぜ合わせて一晩じっくり発酵させた生地を、専用の蒸し器で丸い形に蒸し上げることで、驚くほどふんわりと柔らかく、かつ心地よい酸味のある独特の味わいが生まれます。

 

油を一切使わず蒸して作られるため、消化が非常に良く健康的であることから、南インドの一般家庭では子供からお年寄りまで安心して毎日食べられる理想的な朝食としての地位を確立しています。

 

基本的には、スパイスの効いた豆と野菜のスープである「サンバル」や、新鮮なココナッツから作られた「チャトニ」に浸しながら食べるのが、このイドゥリを最も美味しく味わうための定番のスタイルです。

 

さっぱりとした味わいでありながら満足感も高く、忙しい朝でも胃に負担をかけずにしっかり栄養を摂れる点が、長年愛され続けている理由と言えるでしょう。

ドーサ

「ドーサ」は南インド発祥の伝統料理で、米と豆を発酵させた生地をクレープのように薄く焼いたものです。

鉄板の上で極限まで薄く広げて焼き上げることで生まれる、パリパリとした軽快な食感と発酵由来のほのかな酸味は、一度食べると病みつきになる南インドならではの魅力です。

 

シンプルなプレーンタイプの他にも、スパイスで味付けしたジャガイモ炒めを包み込んだ「マサラ・ドーサ」は特に人気が高く、朝食や昼食を問わず満足感のあるメインディッシュとして広く親しまれています。

 

ドーサには欠かせない相棒として、豆と野菜の旨味が凝縮されたスープ「サンバル」や、数種類の「チャトニ」が添えられ、それらに交互に浸しながら味の変化を楽しむのが現地の伝統的なスタイルです。

 

近年ではその美味しさとヘルシーさが評価され、南インドだけに留まらずインド全土、さらには世界中のレストランで提供されるなど、インドを代表するベジタリアン料理として不動の人気を誇っています。

インド人はナンを食べない理由なぜ!主食はチャパティや米以外も!まとめ・感想

インド人はナンを食べない理由ですが、道具も材料も揃えるには高く付くので富裕層でしか食べれないもののようです。

 

その代わり、主食としてはチャパティや米、他にもプーリーやイドゥリなど色々あるようです。

 

このように、インドの主食は地域の気候や家庭の経済事情に合わせて驚くほど多様化しており、私たちが知る「ナン」だけがインド料理のすべてではないことがよく分かります。

 

現地のリアルな食卓事情を知ることで、広大なインドという国が持つ文化の奥深さや、生活の知恵から生まれた合理的で豊かな食のバリエーションを、より身近に感じることができるのではないでしょうか。